回転子(攪拌子)とは、
マグネチックスターラーで溶液を攪拌する際
に容器中に投入する攪拌羽根の役目を果たすものです。
ストレートな棒状磁石の外装をテフロンで覆ったのもの
(写真:右)が一般的な形状です。
ただ実際には形状・サイズの種類は多く、用途や溶液の
性質によって使い分けると、さらに効果的なようです。

マグネチックスターラーを使用する際に、
回転子の条件設定をすることは意外に重要です。
これがうまくいっていないと、回転子の脱調(飛び跳ね)が
発生し、 うまく攪拌することができません。
■条件設定に必要な要素
1.溶液を入れる容器の材質
2.容器の内径
3.容器内の液面の高さ
4.容器の底面の形状
(平底、丸底、中央部の盛り上がり、二重底など)
5.スターラー本体の磁石の磁力の強弱
6.磁石のS極とN極のピッチ(距離)
7.スターラー本体と容器の距離
8.スターラーの使用回転数や撹拌目的 など
■不具合の原因
1.容器底が盛り上がっている容器
回転子の回転軸がズレやすく、回転子脱調(飛び跳ね)の一番の原因となります。
2.スターラーの回転数は一気にあげない
回転子の回転状況を確認しながら、少しずつ回転を上げます。
急な高回転設定は回転子の脱調の原因となります。
3.高速回転での使用は避ける
高速で使用すると回転子の回転軸がズレやすく、脱調の原因になるだけでなく、
外装テフロンの磨耗の原因にもなります。
4.磁力の強さとの関係
磁力の強い回転子と磁力の強いスターラーとの間隔が狭い場合は、
引き合う力が強すぎて、回転子が引圧された状態で回転をするため、
外装テフロンの磨耗を早めることになります。
5.スターラーの磁石、S極とN極の距離に対して磁力が強かったり、
長い回転子の場合には、回転子が中央にセットされにくく、回転軸が
ズレやすいので回転子脱調の原因となります。
6.テフロンの磨耗状態が激しいもの、回転子の磁力の弱まったものを
使用すると、安定した回転が得られません。
攪拌液の粘度
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